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「クール宅急便で送りたい…」
「捨てるのもったいないし…」
というあなたへ。
ですが、どれを送って大丈夫なのか、そもそもこれってやっぱり買い直したほうがいい気もする、なんてこと考えてるはず。
現役引越し業者の私も何度も相談されてきたので、はっきり解説できます。ちょっと冒頭では言い切れないので早速スタートしちゃいます!
このページでわかること
- 中身をクール便で送るべきか捨てるべきかの判断基準
- ヤマト・佐川・郵便局のクール便の違いと選び方
- 液漏れや破損を防ぐためのマトリョーシカ梱包術
- 冷蔵庫の電源抜きから再稼働までの失敗しない手順
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引越し屋
その1:【品目別】送れる?送れない?完全リスト
「とりあえず全部クール便で送っちゃえ!」と思っているなら、ちょっと待ってください。
実は、クール便でも送れないものや、送るとかえって高くつくものがたくさんあるんです。
ここでは、アイテム別に送るべきかどうかのジャッジをしていきます。
開封済みの「調味料・ドレッシング」は送れる?

使いかけの調味料は、思い切って「処分する」のがおすすめです。
一度開けたマヨネーズやドレッシングは、運んでいる最中にキャップが緩んで中身が漏れ出す危険性がとても高いからです。
実際に、荷解きのときに「箱の中がソースまみれになっていた」という悲劇を何度も見てきました…
数百円の調味料を守るために、他の荷物を汚してしまっては元も子もありません。
ですので、半分以上使っているなら、頑張って使い切るか、ありがとうと言ってサヨナラし、新居で新品を買うほうが安心です。
瓶に入った「ジャム・酒類」の注意点
瓶に入ったジャムやハチミツも、基本的には「送らない」ほうが無難。
瓶の口に糖分が固まっているとキャップが完全に閉まりきっていないことが多く、そこからベタベタした中身が漏れ出しやすいからです。
また、お酒の瓶は重たいので、送料が高くなってしまいます。
限定品の日本酒やヴィンテージワインなど、「お金に変えられない大事なもの」以外は、引っ越し前に飲み切るか、近所の方にプレゼントするのも一つの手です。
サトシのワンポイント
中身を捨てるときは、新聞紙や古い布に吸わせてから燃えるゴミに出すと、排水口を汚さずに済みますよ。
「キムチ・漬物」は匂いと破裂に要注意!
キムチなどの発酵食品は、クール便であっても送るのはかなり危険です。
キムチは生きているので、温度の変化や揺れで発酵が進み、炭酸ガスが出続けます。
そのガスで容器がパンパンになり、最悪の場合、破裂(爆発)してしまうことがあるからです。
実際に「キムチ爆発」で荷物が真っ赤になり、強烈な匂いがついたケースがあります。
どうしても送るなら、ガスが抜ける専用の容器を使うか、ジップロックを何重にもして、「漏れても大丈夫」な状態にしてくださいね。
割れやすい「卵・豆腐・牛乳」はNG?
これらは「絶対に送らない」でください。
卵は殻が薄くて割れやすく、豆腐は水浸しになり、牛乳パックは少し押されただけで漏れてしまうからです。
どんなにプチプチで包んでも、トラックの揺れや積み重ねの圧力には耐えられません。
スーパーですぐに買えるものばかりですから、引っ越し当日の朝ごはんで使い切るか、潔く処分しましょう。
「肉・魚・野菜」などの生鮮食品の送り方
生の肉や魚、野菜も、基本的には食べきってしまいましょう。
クール便(冷蔵)を使ったとしても、数日間の移動で鮮度が落ちてしまうことが多いからです。
特に葉物野菜はしなびてしまいますし、お肉やお魚から出たドリップ(赤い汁)が漏れると不衛生です。
それでも送る場合は、買ってきた時のトレーから出し、ラップでぴっちりと包んでジップロックに入れ、空気を抜くのがコツです。
トレーのままだとかさばりますし、角で箱を傷つけることもありますからね。
諦めて!「アイス・氷」はクール便でも溶ける
残念ですが、家庭用のアイスクリームは送るのを諦めてください。
一般的なクール便(冷凍)の温度はマイナス15度くらいですが、アイスクリームをカチカチに保つにはもっと低い温度が必要だからです。
配送中に一度溶けてまた凍ると、食感がジャリジャリになって美味しくなくなってしまいます。
製氷皿の氷も同じです。引っ越しのついでに冷凍庫の霜取りも兼ねて、アイスは休憩のおやつとして美味しく食べてしまいましょう。
「冷凍食品」や「ホームフリージング」の扱いは?
市販の冷凍食品や、自分で冷凍したご飯・おかずは、条件付きで送ることができます。
凍ったもの同士を隙間なく詰め込むと、お互いが保冷剤の代わりになって溶けにくくなるからです。
ただし、ここでも「送料」を考えてください。
「使いかけの冷凍パスタ1個」を送るために高い送料をかけるのはもったいないですよね。
「高級なお肉」や「大量の作り置き」など、捨てるのが惜しいものだけを送るようにしましょう。
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その2:【重要】業者選びと梱包のルール

「ルールなんてどこの業者も一緒でしょ?」と思ったら大間違いです。
実は、運べるサイズや重さ、ルールに大きな違いがあります。
ここを間違えると、当日「受け取れません」と断られてしまうこともあります。
郵便局は「冷凍NG」!?業者選びの落とし穴
郵便局のチルドゆうパックは、冷凍食品を送るのには使えません。
郵便局のチルドゆうパックは「冷蔵(チルド)」だけのサービスで、個人向けの「冷凍」サービスはやっていないからです。
注意!
郵便局で冷凍食品を送れるのは法人(会社)だけです。
個人で冷凍食品を送りたいなら、ヤマト運輸か佐川急便を選びましょう。
「郵便局が近いから」といって、凍った荷物を持ち込んでも断られてしまいます。
冷凍食品があるなら、最初からヤマトか佐川にお願いしましょう。
ヤマト15kg・佐川30kg「重さの壁」に注意
冷蔵庫の中身をまとめて送るなら、佐川急便が圧倒的に有利です。
その理由は、一度に送れる「重さ」の上限が違うからです。
| 業者名 | サービス名 | 最大サイズ | 最大重量 |
|---|---|---|---|
| ヤマト運輸 | クール宅急便 | 120サイズ | 15kgまで |
| 佐川急便 | 飛脚クール便 | 140サイズ | 30kgまで |
| 日本郵便 | チルドゆうパック | 150サイズ | 25kgまで(冷蔵のみ) |
調味料や冷凍食品を詰め込むと、ダンボール1箱で15kgなんてあっという間に超えてしまいます。
ヤマト運輸は15kgまでなので、荷物を2つに分ける必要が出てきて、送料が余計にかかってしまいます。
一方、佐川急便は30kgまで送れるので、重たい調味料や冷凍食品を1つの箱にまとめられます。
コストを抑えて一気に送りたいなら、佐川急便の飛脚クール便を選ぶのが正解です。
液漏れを防ぐ!「マトリョーシカ」梱包術
私が現場でお客様におすすめしているのが、ロシアの人形のように何重にも包む「マトリョーシカ梱包」です。
配送中の揺れで液体が漏れるのを防ぐには、これくらい徹底する必要があります。
- キャップ固定:蓋をきつく閉め、蓋とボトルの境目をビニールテープでぐるぐる巻きにします。
- 吸収層:万が一漏れた時のために、キッチンペーパーや新聞紙でボトル全体を包みます。
- 防水層:さらにビニール袋(ジップロック等)に入れて口をしっかり縛ります。
- 箱詰め:ダンボールには必ず「立てて」入れ、隙間に新聞紙を詰め込んで動かないようにします。
ここまでやれば、まず安心。
「面倒だな」と思うかもしれませんが、新居でダンボールを開けた時に中身が醤油まみれになっている絶望感を考えれば、やっておく価値はありますよ。
隙間には何を詰める?「新聞紙」が最強な理由
箱の隙間を埋めるなら、「新聞紙」を使うのが一番おすすめ。
新聞紙はクッションになるだけでなく、水分を吸い取る力がすごいからです。
クール便は温度差で結露(水滴)が出やすく、ダンボールが湿気でふにゃふにゃになりがち。
新聞紙をくしゃくしゃにして詰め込んでおけば、余分な湿気を吸ってくれますし、冷気を保つ役割もしてくれます。
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その3:発送から受け取りまでのスケジュール
「引越し当日に出して、当日に受け取ればいいや」と考えていませんか?
実はそれ、冷蔵庫の仕組み的に失敗の元なんです。
発送は「引越し2日前」がベストな理由
クール便の発送は、引越しの2日前、遅くとも前日の午前中までに済ませてください。
冷蔵庫を運ぶには、前日までに電源を抜いて、中の氷や霜を溶かす「水抜き」という作業が必要だからです。
引越し前日の夜には、冷蔵庫の中を空っぽにして電源を抜かなければなりません。
ギリギリまで食材を入れていると、水抜きが間に合わず、当日に運んでもらえないトラブルになることもあります。
余裕を持って準備するためにも、2日前には発送を終わらせておきましょう。
集荷と持ち込み、どっちが良い?
できれば「集荷(家に取りに来てもらう)」を選びましょう。
持ち込みだと、移動中に中身が溶けてしまうリスクがあるからです。
特に夏場は、車で運んでいる数十分の間に冷凍食品が溶け始めてしまいます。
また、クール便は「予冷(あらかじめ冷やしておくこと)」がルールなので、受付で「冷えていないので預かれません」と断られることもあります。
家まで来てもらえば、冷蔵庫から出してすぐにトラックの冷凍庫に入れてもらえるので安心です。
新居での受取は「翌日の午後」以降に!
ここが一番のポイントです。
受取日時は「引越し翌日の午後」か「翌々日」に指定してください。
新居に冷蔵庫を置いて電源を入れても、すぐには冷えないからです。
もし引越し当日の夜に受け取ってしまうと、冷蔵庫がまだぬるい状態で、行き場のない冷凍食品が溶けてダメになってしまいます。
冷蔵庫がしっかり冷えるのを待ってから受け取るのが、食材を無駄にしないコツです。
電源を入れてもすぐ冷えない!「魔の空白時間」
冷蔵庫の電源を入れてから、実際に物が冷えるようになるまでには、「魔の空白時間」があります。
冷蔵庫の仕組み上、全体が冷え切るまでにはかなり時間がかかるからです。
冬場でも4〜5時間、真夏だと24時間近くかかることもあります。
「電源を入れたからもう大丈夫」と思ってすぐに食品を入れると、庫内の温度が上がってしまい、いつまで経っても冷えません。
焦らず、しっかりと庫内が冷えたのを確認してから、クール便を受け取るようにしましょう。
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その4:送料 vs 買い直し!損得勘定
結局、送るのと買い直すの、どっちが得なんでしょうか?
お金の面から考えてみましょう。
送料は結局いくら?(2,000円〜の壁)
クール便で荷物を送ると、最低でも2,000円〜3,000円くらいはかかると考えてください。
通常の送料に加えて「クール料金」がプラスされるからです。
例えば、佐川急便で140サイズの荷物を関東から関西へ送ると、だいたい2,500円〜3,000円ほどかかります。
もし中身が「使いかけのケチャップと冷凍うどん」だけだったら、どう考えても買い直したほうが安いですよね。
「高級肉・調味料」以外は捨てた方が得?
損得で考えるなら、「高級品やレア物」以外は処分したほうが得です。
送料が3,000円かかるなら、中身にそれ以上の価値がないと損をしてしまうからです。
送ってもOKなリスト
- 1本数千円するような高級なタレやお酒
- ふるさと納税で届いたばかりの良いお肉
- 近所のスーパーでは売っていないこだわりの食材
これら以外の日用品レベルのものは、思い切って食べてしまうか、処分して新居で新品を買った方が、気持ちも冷蔵庫もスッキリして新生活を始められますよ。
箱代などの資材費はいくら?
忘れちゃいけないのが、梱包にかかる材料費です。
丈夫なダンボール、プチプチ、ジップロック、ガムテープなどを揃えると、意外とお金がかかるからです。
全部買うと1,000円くらいにはなります。
スーパーで無料のダンボールをもらってくる手もありますが、冷凍品を送る場合は水濡れに強いしっかりした箱が必要です。
送料と材料費を合わせると、結構な金額になることを忘れないでくださいね。
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その5:万が一のトラブルと補償
最後に、もしも届いた荷物が溶けていたり、壊れていたりした場合の話です。
中身が傷んだら補償される?
残念ながら、補償されないケースが多いと思っておいてください。
運送会社の補償は、あくまで「会社のミス」があった場合だけだからです。
「梱包が甘くて瓶が割れた」「冷やし足りなくて溶けた」といった場合は、送った側の責任(自己責任)になってしまいます。
特に液漏れで他の人の荷物を汚してしまった場合、逆に弁償を求められるリスクさえあります。
だからこそ、送るなら完璧な梱包が必要なんです。
受け取れなかった時の保管期限は?
クール便は、受け取れないまま放っておくと3日〜4日で返送されてしまいます。
生鮮食品なので、普通の荷物よりも保管期限が短いからです。
もし返送されてしまうと、旧居にはもう誰もいませんから、商品は廃棄処分になり、送料だけ請求されるという最悪の事態になります。
新居での受け取りは、絶対に家にいる時間を指定して、1回で確実に受け取るようにしてくださいね。
まとめ:無理なく賢く冷蔵庫を整理しよう

冷蔵庫の中身問題、結論としては「基本は食べ切って処分、どうしても残った高級品だけを佐川急便のクール便で送る」のが正解です。
引っ越しは、古いものを手放して新しい生活を始める絶好のチャンスです。
賞味期限ギリギリの調味料や、いつ買ったか分からない冷凍食品と一緒に新居に行くよりも、空っぽのピカピカな冷蔵庫で新生活をスタートさせる方が、運気も上がりそうな気がしませんか?
ぜひこのページを参考に、賢く冷蔵庫の引っ越しを乗り切ってくださいね!
※本記事の情報は2025年時点のものです。正確な情報は各社の公式サイトをご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。
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