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「ゲーミングPCって引越しでちゃんと梱包してくれる?」
「無理ならどうすればいい?」
というあなたへ。
大事なゲーミングPCを引っ越しや宅配で送るとき、クロネコヤマトの「パソコン宅急便」を使うべきか、それとも他の方法がいいのか、迷っている人はとても多いです。
特に最近の自作パソコンや、オーダーメイドのパソコンは、グラフィックボードという部品が大きかったり、水冷クーラーがついていたりと、重くて大きいことが多いですよね。
実は、現場で見ていると、専用の箱に入らなかったり、万が一壊れたときのお金のことで揉めたりすることがあります。
このページでは、引っ越し屋さん歴15年の私が、ヤマトを使うときの料金や、箱への詰め方、画面(モニター)の扱い、そして箱がないときの注意点について、分かりやすくお話しします。
- 大きなパソコンがヤマトの専用箱に入らないときにどうすればいいか
- 運んでいるときの揺れで、中身やガラスが割れるのを防ぐ方法
- 万が一壊れたとき、30万円までしか戻ってこないルールへの対策
- 自分で運ぶ場合や、引っ越し屋さんに頼む場合と比べたときの違い
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引越し屋
サービスの適合性と「箱」に関する物理的・規定的制約
まず最初に壁になるのが、「そもそも送れる大きさなのか?」ということです。
ヤマトなら何でも送れると思っていると、当日になって「送れません」と言われてしまうかもしれません。
ここでは、専用の箱の意外な落とし穴についてお話しします。
「パソコン宅急便」専用BOXの仕様と限界

ヤマト運輸には「パソコン宅急便」というサービスがあります。
これは、専用の箱と、ドライバーさんによる梱包(箱詰め)がセットになった便利なサービス。
特殊なフィルムでパソコンを空中に浮かせるようにして守ってくれるので、とても安心感があります。
しかし、ゲーミングPCを使っている人にとって困るのが、この専用箱の大きさです。
デスクトップパソコン用で一番大きい「BOX F」でも、実はこれくらいの大きさまでしか入りません。
| 箱の種類 | 中に入る大きさ(縦×横×高さcm) | 重さの制限 |
|---|---|---|
| BOX F(一番大きい箱) | 55×44×23 | 15kgまで |
特に気をつけてほしいのが、「幅23cm」と「重さ15kg」という数字です。
最近の性能が良いパソコンのケースは、幅が25cmを超えていたり、ガラスのフタなどで重さが20kg近くになったりすることがよくあります。
つまり、大きなパソコンだと、そもそも「箱に入らない」か「重すぎて断られる」可能性が高いのです。
気をつけること
もしこの箱に入らない場合、ドライバーさんはその場で「運べません」と断るしかありません。
引っ越しの当日に困らないように、必ず事前に、出っ張りも含めたパソコンの大きさを測っておきましょう。
箱がない場合の梱包サービス:実態と限界
買ったときの箱を捨ててしまっている場合、このサービスの「箱を持ってきて詰めてくれる」という点はとても助かります。
集荷をお願いするときに箱を頼めば、ドライバーさんがその場で詰めてくれますからね。
ただ、ここで勘違いしてはいけない大事なことがあります。
それは、「ドライバーさんは運ぶプロだけど、パソコンのプロではない」ということです。
彼らはマニュアル通りに外側を箱詰めするだけで、中の部品がグラグラしていないかとか、水冷クーラーが大丈夫かなんてチェックはしてくれません。
中の大事な部品を守るのは、あくまで私たち自分自身の責任だということを忘れないでください。
サイズオーバー時の代替手段:2025年時点の選択肢
「じゃあ、専用の箱に入らない大きなパソコンはどうすればいいの?」と思いますよね。
2025年の今、専用の箱に入らない大きなパソコンを送る方法は一つだけ。
普通の「宅急便(最大200サイズ)」を使って送ることです。
その理由は、パソコン宅急便の箱には入らなくても、普通の宅急便ならもっと大きな荷物まで運べるからです。
- パソコン宅急便:箱の大きさや重さに厳しい制限がある
- 普通の宅急便:3辺の合計が200cm、重さ30kgまで送れる
ただし、これには注意点があります。
パソコン宅急便のような「専用の箱」や「詰めてくれるサービス」はありません。
自分でホームセンターに行って大きな段ボールを買い、プチプチをたくさん使って、買ったときと同じくらい頑丈に包む必要があります。
包む自信がない人にとっては、少し大変な方法になりますね。
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引越し屋
故障リスクの物理学的解析と「やるべき自衛策」
トラックで運んでいるときの「ガタガタという揺れ」は、精密機械であるパソコンにとって一番の敵です。
ここでは、特にゲーミングPCならではの部品をどう守るか、私の経験から分かった「守り方」をお伝えします。
グラフィックボード(GPU)の処遇:取り外しは絶対条件か?

結論から言います。
大きくて重たいグラフィックボード(GPU)は、絶対に外してから送ってください。
運んでいる最中の揺れで、重たいボードが上下に暴れて、パソコンの差し込み口を壊してしまうからです。
グラフィックボードは、差し込み口とネジだけで支えられています。
トラックが段差を乗り越えたときなどの衝撃で、テコの原理が働き、差し込み口ごとボキッと折れたり、基板にヒビが入ったりします。
これは脅しではなく、本当によくある事故なんです。
ですので、外したグラフィックボードは、静電気を防ぐ袋に入れ、プチプチでぐるぐる巻きにして「別の箱」で送るのが一番安全です。
どうしても外せない場合は、ケースの中に新聞紙やプチプチを隙間なく詰め込んで、動かないように固定する必要がありますが、これはあくまで「どうしても」のときの最終手段と考えてください。
内部充填材:推奨か禁止か

パソコンの中に詰め物をするときは、絶対にやってはいけないことがあります。
それは、「電気を通すもの」や「静電気が起きやすいもの」を、直接部品に触れさせることです。
やってはいけないこと
- アルミホイルなどを使うこと(ショートして壊れます)
- 普通の発泡スチロールを使うこと(静電気で壊れます)
- ギチギチに詰め込みすぎること(内側からの圧力でガラスが割れます)
やはり、一番安全なのは、詰め物をするよりも、重たいグラフィックボードを外してしまうことですね。
強化ガラス製サイドパネルの脆弱性と免責
最近のパソコンケースによくある、中身が見える「ガラスのフタ」は本当にかっこいいですが、運ぶときはとても割れやすいです。
ガラスは、面で押される力には強いですが、「点」で当たる衝撃や、枠がねじれる力にはとても弱いからです。
トラックの揺れでケースの枠が少し歪んだ瞬間に、ガラスが粉々に弾け飛ぶ事故も起きています。
もしガラスケースを送るなら、養生テープを「米」の字に貼って飛び散らないようにし、必ず厚手の段ボールをガラス面に当ててください。
また、ガラス製品は壊れても「補償できません」と言われることがあるので、その点も知っておく必要があります。
水冷式PCの輸送可否:簡易水冷(AIO)と本格水冷
水を使って冷やす「水冷パソコン」も注意が必要です。
メーカーが作っている「簡易水冷」なら、基本的には大丈夫。
しかし、自分でパイプを繋いで作った「本格水冷」は、話が別です。
これは運送会社にとって、一番運びたくない荷物の一つです。
もし運んでいる最中に水漏れしたら、パソコンが壊れるだけでなく、他の人の荷物まで濡らしてしまうからです。
本格水冷を送るなら、「中の水(クーラント)を完全に抜く」ことが絶対に必要です。
水が入ったまま送るのは、あまりにも危険すぎます。
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引越し屋
データ保護と補償制度の限界:「30万円の壁」をどう超えるか
パソコン本体はお金で買えますが、中に入っているデータはお金では買えません。
そして、高いパソコンほど、万が一のときの「補償」で困ることになります。
データの非補償とバックアップの絶対性
これ、意外と知らない人が多いのですが、ヤマト運輸に限らず、ほぼ全ての業者で「ハードディスクやSSDの中のデータ」は補償されません。
なぜなら、データというのは形がないもので、値段がつけられないからです。
もし事故でハードディスクが壊れても、弁償してもらえるのは「空っぽのハードディスク代」だけ。
中の思い出の写真や、頑張って作ったデータは戻ってきません。
ハードディスクは揺れに弱いので、外して手荷物にするか、送る前に必ずバックアップ(コピー)を取っておきましょう。
「責任限度額30万円」の壁と高額PCのジレンマ
ここが一番大事なポイントです。
宅急便(パソコン宅急便を含む)で補償される金額は、荷物1個につき30万円(税込)までと決まっています。
つまり、80万円するすごいパソコンが完全に壊れても、30万円しか返ってこないのです。
残りの50万円は自分持ちになってしまいます。
以前は高い保険をかけられるサービスもありましたが、今は個人の宅急便で30万円以上の補償をつけるのは難しくなっています。
高額補償オプションの不存在と「代替手段」

では、30万円を超える高いパソコンはどうやって送ればいいのでしょうか。
私がおすすめする方法は次の2つです。
1.部品を分けて送る(値段を分散させる)
高いグラフィックボード(例えば20万円)を外して、別の箱で送ります。
こうすると、本体とグラフィックボードを「2つの荷物」に分けられます。
それぞれに30万円ずつの補償枠が使えるようになるので、合計で守れる金額が増えるという考え方です。
2.ゆうパックのセキュリティサービスを使う
実は郵便局の「ゆうパック」に「セキュリティサービス(+380円)」をつけると、補償される金額を50万円まで増やせます。
30万円より高くて50万円以下のパソコンなら、こちらのほうが安心かもしれません。
ただし、梱包は完全に自分でやる必要があります。
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引越し屋
周辺機器のロジスティクス:モニターとデバイスの梱包
パソコン本体だけじゃなく、画面(モニター)やキーボードも大事ですよね。
特に最近のモニターは壊れやすいので注意が必要です。
モニターの梱包:専用資材の欠如とウルトラワイドの危機
パソコン宅急便にはモニター用の箱もありますが、ゲーム用の大きなモニターや、横長の曲がったモニター(ウルトラワイドモニター)が入る箱はありません。
一番最強の梱包材は、「買ったときの箱」です。
特に曲がっているモニターの発泡スチロールは、その形に合わせて作られているので、他のもので代用するのがとても難しいからです。
もし捨ててしまった場合は、テレビ用の段ボールを買ってきて、毛布やプチプチでガチガチに固めるしかありません。
デバイス類の同梱
「パソコンの箱の隙間に、キーボードとかを入れてもいい?」とよく聞かれますが、これは絶対にやめてください。
なぜなら、専用の箱はパソコンを空中に浮かせて守る仕組みだからです。
隙間に硬い物を詰めると、衝撃が加わった時に、そのキーボードがパソコン本体にぶつかって壊れる原因になります。
キーボードやマウスなどの周辺機器は、まとめて別の段ボール(みかん箱くらいの大きさ)に入れて、普通の宅急便として送るのが鉄則です。
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引越し屋
料金と日数のシミュレーション
「結局いくらかかるの?」という部分を、関東から関西へ送る場合で計算してみましょう。
総額シミュレーション(関東→関西)
パソコン本体と、周辺機器を分けて送った場合の目安です。
| 送るもの | 内容 | だいたいの費用 |
|---|---|---|
| パソコン本体 | パソコン宅急便(一番大きな箱+箱代) | 約4,960円 |
| 周辺機器など | 普通の宅急便(自分の箱) | 約1,530円 |
| 合計 | 2個に分けて送る場合 | 約6,490円 |
※料金は目安です。割引などで変わることがあります。
だいたい7,000円弱で送れます。
引っ越し業者の「単身パック」などを使うと1万5千円〜3万円はかかるので、値段の安さは圧倒的ですね。
到着日数と指定
本州の中なら、基本的には発送した次の日には届きます。
時間指定もできるので、自分が新しい家に着く時間に合わせて「夜の7時から9時」などに指定しておけば、スムーズに受け取れます。
これは、到着時間が読みにくい引っ越しのトラック便にはない、大きなメリットです。
他の手段との比較:最終的な判断材料

最後に、ヤマト運輸、引っ越し業者、そして自分で運ぶ場合を比べて、あなたに一番合った方法を決めましょう。
| 比べるポイント | ヤマト運輸 | 引っ越し業者 | 自分で運ぶ(車) |
|---|---|---|---|
| お金 | 安い(7,000円くらい) | 高い | ガソリン・レンタカー代 |
| 準備の手間 | 普通(専用箱なら楽) | 楽(お任せできる) | 大変(全部自分) |
| 補償される金額 | 30万円まで(厳しい) | 時価(要確認) | なし |
| 大きなPCへの対応 | △(200サイズまで) | ○ | ◎ |
まとめ:おすすめの選び方
■ヤマト運輸が向いている人
パソコンの価値が30万円以下の人、またはグラフィックボードを自分で外せる人。
安く済ませたい人。
■引っ越し業者が向いている人
梱包をプロに任せたい人。
ただし、パソコンの中身の故障は「補償外」のことが多いので注意が必要です。
■自分で運ぶのが向いている人
100万円クラスの超高級パソコンや、本格水冷パソコンを持っている人。
自分の車の助手席に乗せて、シートベルトで固定して運ぶのが、一番安全で確実です。
依頼する場合の実行準備
ヤマトにお願いすることに決めたら、荷物を取りに来てもらうまでに、これだけはやっておいてください。
- 配線の写真を撮る:新しい家で「あれ?どこに挿すんだっけ?」とならないように、スマホで撮っておきましょう。テープで目印をつけるのもおすすめです。
- 中を掃除する:ホコリが溜まっていると、運んでいるときの揺れでホコリの塊が動いて、故障の原因になります。
そして集荷当日は、ドライバーさんが箱詰めする様子を自分の目で確認してください。
新しい家に届いたら、ドライバーさんが帰る前に箱のチェック!
ネットで頼むと安くなる!!
引越し屋

