引っ越し祝いに兄弟へ中古は迷惑?引越し屋が教える送料の罠と正解

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・大手引越し勤務歴15年
・関西でTVCMしている大手勤務
・実際の現場の声なども一緒に解説していきます♪

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「まだきれいで十分使えるし、兄弟の新生活にこの家電を譲ってあげようかな」
と、相手を想うからこそ考えてしまいますよね。

引越しの現場で15年働いてきた結論から言うと、兄弟への中古の贈り物は以下の3点から注意が必要です。

・お祝いとしてはマナー違反(お下がり)になる可能性が高い
・送る手間や送料が新品購入より高くつく「送料負け」が起きる
・相手のパートナー(奥様や旦那様)に嫌がられるリスクがある

実は中古品を贈ることは、相手に「将来の故障や処分費用」という重荷を渡すことにもなりかねません。

せっかくのお祝いで気まずい思いをしないために、プロが教える「一番スマートで喜ばれる解決策」を詳しくお話ししますね。


こんページでわかること

  • 兄弟への中古プレゼントに対する本音
  • 中古を送ると新品より高くなる「送料」の仕組み
  • もらった相手が将来払うことになる「隠れたお金」
  • みんなが一番幸せになれる「賢いお祝いの渡し方」

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兄弟に中古のお祝いは「失礼」?

仲の良い兄弟だからこそ「使えるものは使ったほうがいい」と思いますよね。

でも、引越しという人生の大事なタイミングで、中古品はお祝いとしてどうなのでしょうか。

ここでは、世間の常識と、贈る側がつい忘れてしまいがちなポイントについて解説します。

世間の常識は「基本ナシ」

結論から言うと、引越し祝いで誰かが使った物を贈ることは「基本的にはナシ」です。

なぜなら、どんなに状態が良くても、一度誰かが使った「お下がり」だからです。

お祝いの品としてのランクはどうしても下がってしまいます。

特に「お祝い」という名目である以上、相手は新しい生活をスタートさせるタイミング。

そこへ前の生活感がある物を持ち込むことは、縁起を気にする人にとってはあまり良いことではありません。

「兄弟だから気にしないだろう」というのは、あくまで贈る側の甘えである可能性が高いと思っておきましょう。

「もったいない」は自分の都合かも

「まだ使えるのに捨てるのはもったいない」「良いものだから使ってほしい」という気持ち、痛いほどわかります。

しかし、その「もったいない」という感情は、誰のためのものでしょうか?

厳しい言い方になりますが、それは「捨てるのがかわいそう」「捨てるお金を払うのが嫌だ」という、あなたの都合かもしれません。

受け取る側が心からそれを必要としていれば良いのですが、そうでなければ、あなたは「もったいない」という気持ちをスッキリさせるために、兄弟の家をゴミ置き場として利用していることになってしまいます。

本当のお祝いとは、相手が何を欲しがっているかを一番に考えるべきものです。

一番怖いのは「相手の家族」の反応

兄弟の間で中古品をやり取りする時に、一番気をつけないといけないのがこの点。

あなたとご兄弟は良くても、そのパートナー(奥様や旦那様)がどう感じるかは全く別の問題だからです。

現場でも、これが原因で気まずい空気が流れる場面を何度も見てきました。

兄弟は良くても奥さんは嫌かも

例えば、あなたが弟さんに冷蔵庫を譲るとします。

弟さんは「兄貴のがもらえるならラッキー」と思うかもしれません。

しかし、弟さんの奥様はどうでしょう?

新しい家のキッチンは、奥様にとって「自分のお城」とも言える場所です。

そこに、義理のお兄さんが使っていた、色も選べない中古の冷蔵庫がドカンと置かれることになります。

しかも、これから毎日その冷蔵庫を見て料理をしなければなりません。

「本当はもっとおしゃれな白い冷蔵庫が欲しかったのに」と思っても、義理の兄からの「お祝い」であれば、断ることも捨てることもできません。

これは感謝ではなく、長いあいだ相手にストレスをプレゼントしているようなものです。

新居に「他人の使用感」はNG

引越し直後の新しい家は、壁も床もピカピカです。

そこに「他人の生活感」がある家具や家電が持ち込まれると、どうしてもそこだけ浮いてしまいます。

特に、肌に触れる洗濯機や布団、食べ物を入れる冷蔵庫などは、生理的に嫌だと感じる人が多いアイテムです。

「きれいに掃除したから大丈夫」と思うのは贈る側だけです。

受け取る側、特にパートナーにとっては「誰がどんなふうに使ったかわからないもの」に対する抵抗感は想像以上に大きいものです。

どれだけ仲の良い兄弟でも、その家族のプライベートな空間に「お古」を持ち込むことは、マナー違反だと判断される恐れがあります。

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引越し屋が教える「送料」の罠

感情の話ではなく、数字というはっきりした事実で「中古品を送ることのデメリット」をお伝えします。

「タダであげるんだから得だろう」と思っているなら、それは大きな間違いです。

物を運ぶお金は、あなたが想像しているよりもずっと高いのです。

中古を送ると逆に高くつく?

冷蔵庫や洗濯機などの大きな家電を送る場合、普通の宅配便は使えません。

大きな荷物専用のサービスを利用する必要があります。

この料金が、驚くほど高いのです。

例えば、東京から大阪へ「ひとり暮らし用の冷蔵庫」を1台送るだけで、送料は約8,855円かかります。

もしこれが家族用の大きな冷蔵庫なら、約19,525円もかかります。

一方で、家電量販店やネット通販で新品を買った場合、多くのお店で「送料は無料」です。

つまり、中古を送るためにあなたが2万円近く払うなら、その2万円を現金で渡して、兄弟が新品を買う足しにしたほうが、お金の面でも圧倒的にお得なのです。

これが「送料負け」と呼ばれる現象です。

【送料くらべ:東京→大阪の場合】

  • 中古の大きな冷蔵庫を送る:約19,525円(らくらく家財宅急便Eランク)
  • 新品の冷蔵庫をネットで買う:送料0円(多くのお店で無料)

※さらに中古の場合、設置するお金などが別でかかることもよくあります。

処分費の押し付けになってない?

さらに恐ろしいのが、壊れた時のリスクです。

新品の家電には「メーカー保証」が最低1年はついていますが、中古品には保証が一切ありません。

運んでいる途中の揺れで調子が悪くなり、届いて1ヶ月で壊れた、なんて話はよくあります。

もし壊れたらどうなるでしょうか。

もらった兄弟が、自分でお金を払って捨てないといけません。

冷蔵庫や洗濯機を捨てるには「リサイクル料」などがかかり、合計で5,000円〜8,000円くらいのお金がかかります。

つまり、中古品を贈るということは、「数年以内に必ず払うことになる8,000円の請求書」を、お祝いという包み紙に入れて渡しているようなものなのです。

これは正直、お財布を守るプロとしては全くおすすめできません。

【中古家電の隠れたリスク】

  • メーカー保証がない(修理代は全部自分持ち)
  • リサイクルショップに売ろうとしても、古いと値段がつかない
  • 捨てるのにお金がかかる(まさにお金の無駄)

中古でも喜ばれる「唯一の条件」

ここまで散々「ダメだ」と言ってきましたが、100%全てのケースでダメというわけではありません。

条件さえ合えば、中古品でも喜ばれるケースはあります。

向こうから「欲しい」と言われたら

これが唯一にして最大の「OKサイン」です。

兄弟の方から「兄貴が使ってたあの洗濯機、買い換えるならちょうだい!」「あそこの棚、新居にぴったりだから譲って」と、はっきりお願いされた場合だけは、あげても大丈夫です。

ただし、この場合でも「送料」の問題は解決していません。

「送料がかかるけど、それでも買うより安いからいい?」と確認し、誰が送料を払うのかを前もって決めておくことが、親しい仲でも大切なマナーです。

「サプライズ」は絶対にやめて

一番やってはいけないのが、「新居に届くように手配しておいたよ!」という内緒のプレゼント(サプライズ)です。

家具や家電は、大きすぎて部屋に入らないリスクが常にあります。

「玄関を通らない」「洗濯機を置く場所のサイズが合わない」「コンセントの位置が違う」など、現場でトラブルが起きれば、運送屋さんは荷物を持ち帰ります。

その時の往復の送料は誰が払うのでしょうか?

置き場のない荷物はどうするのでしょうか?

新生活の初日にこんなトラブルが起きれば、お祝いムードは台無しです。

中古品に限らず、大きな家具・家電のサプライズは、良いことなんて一つもないと覚えておいてください。

迷ったらこれが正解!おすすめの祝い

では、兄弟への引越し祝い、結局どうするのが一番スマートなのでしょうか。私なりの結論をお伝えします。

結局「現金」が一番助かる

味気ないと思われるかもしれませんが、引越し直後のお金がかかる時期に、一番ありがたいのは間違いなく「現金」です。

カーテン、照明、日用品、引越し代の支払い……。

新しい生活には目に見えない出費が山のようにあります。

そんな時、自由に使える現金は本当に助かります。

兄弟という遠慮のない関係なら、「何か形に残るものを」と気取るよりも、「これで好きなもの買いな!」と現金を渡すほうが、男気があってカッコいいと私は思います。

相場としては、兄弟間なら1万円〜3万円、少し奮発して5万円程度が一般的です。

中古を売ったお金を包もう

もし手元に「あげようと思っていた家電」があるなら、それをリサイクルショップやフリマアプリで売ってしまいましょう。

そして、その売上金に、本来かかるはずだった「送料分(約1〜2万円)」をプラスして、お祝いとして包んであげるのです。

「このお金で、奥さんと好きな新品の家電を選んで買ってね」

こう言われて嫌な顔をする兄弟(そして奥様)はいません。

あなたは不用品が片付き、兄弟は新品を選べる資金が手に入り、奥様は好みのデザインを選べる。

これこそ、みんなが良い思いをする「最高の解決策」です。

まとめ

  • 「送料負け」の事実に注目;中古家電を送る送料は意外と高額。そのお金を渡して新品購入の足しにする方が経済的です。
  • パートナーへの配慮を忘れずに;兄弟は良くても、その奥様や旦那様にとって「他人の使用感」がある家具はストレスの原因になりかねません。
  • 処分費用のリスク;保証のない中古品は、故障した際の修理費や処分代を相手に負担させる「未来の請求書」になってしまいます。
  • 現金こそが最高のサポート;手持ちの品は売ってお金に変え、送料分を上乗せして渡すのが、誰からも喜ばれる一番スマートなお祝いです。

「もったいない」という気持ちは、フリマや買取で現金に変えて解消し、大切な兄弟には「選べる自由」をプレゼントしてあげてくださいね。

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