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「引越しの見積もりで3トンと言われたけど、この金額は正しいのかな…」
「荷物を減らして小さいトラックにしたほうが安くなるんじゃない?」
そんなふうに悩んでいませんか。
その気持ち、痛いほどよくわかります。
2人暮らしの引越し見積もりで一番モヤモヤするのが、この「3トントラック」という中途半端なサイズ感ですよね。
結論を先に言ってしまうと、そのまま3トンで運ぶより、いらない家具を処分して「2トン」にサイズダウンするのが一番の正解です。
大手引越し屋で15年働いてきた私が、見積もり書には絶対に書かれない業界の裏側と、本当の引越し相場をお伝えします。
営業マンの言葉に乗せられて、無駄な引越し代を払って後悔しないための具体的なコツを教えますね。
- 3トントラックの本当の料金相場と、他のサイズとの金額の差
- 引越し業者が言う「3トン」の本当の意味と、会社ごとの呼び方
- 家具を捨ててトラックを小さくしたときの、具体的な損得の計算
- 営業マンに安くさせるための、プロ目線の交渉フレーズ
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引越し屋
【結論】3トントラック(2tロング)の料金相場表

まずは、「引越し料金の相場」からズバリお答えしますね。
引越しの値段は、トラックの大きさと時期でガラッと変わるんです。
大手・中小のリアルな相場目安(通常期・繁忙期)
同じ都道府県内(約50km未満)の引越しにおける3トントラックの相場は、通常期で約6万〜9万円、繁忙期で約9万〜13万円です。
なぜここまで金額に幅があるのかというと、引越しの料金は「トラックを使う時間」と「必要な作業員の数」で決まるからです。
3トンクラスになると荷台が大きいため、作業員が2〜3名必要になります。
さらに作業に時間がかかるため、半日から1日トラックを使ってしまうんです。
以下に、時期別の相場をわかりやすくまとめました。
| トラックサイズ | 荷物の目安 | 通常期(5月〜2月) | 繁忙期(3月〜4月) |
|---|---|---|---|
| 2トンショート | 単身〜少ない2人 | 約4万円〜6万円 | 約6万円〜9万円 |
| 3トン(2トンロング) | 標準的な2人暮らし | 約6万円〜9万円 | 約9万円〜13万円 |
| 4トン | 3人以上の家族 | 約8万円〜12万円 | 約13万円〜18万円 |
表を見るとわかるように、3月・4月の忙しい時期は、いつもの時期の約1.4倍から最大2倍近くまで値段が跳ね上がります。
もし引越しの日をずらせるなら、それだけで数万円安くなる計算になりますよ。
【業者別】「3トン」の正体と名称リスト(サカイ・アート他)
ここで一つ、業界の裏話をお伝えします。
営業マンが言う「3トン」は、実は本当の3トントラックではないことがほとんどです。
純粋な3トントラックは車体が大きすぎて、住宅街の狭い道に入れないことが多いからです。
そのため、実際には荷台を長くした「2トンロング(または2トンワイドロング)」を用意して、わかりやすく「3トン」と呼んでいるのです。
会社によって呼び方が違うので、見積もり書を見比べるときは以下の表を参考にしてみてくださいね。
| 引越し業者 | 3トン相当の呼び方 | 業界人のホンネ解説 |
|---|---|---|
| サカイ引越センター | SLタイプ | サカイの見積もりでは、2t前後のKタイプからSLタイプに上がると料金が一気に跳ね上がります。 |
| アート引越センター | 2トンロング/3トン | 主力は2トンロング。 トラックのカラーは同じでも、荷台の長さで料金が大きく変わります。 |
| 日本通運 | 2トンロング | 家族向けチャーターはこれがベース。 荷物が少なければ「単身パックL」を複数使うほうが安いかも。 |
| アーク引越センター | 2トンロング/3トン | 中長距離で効率よく運ぶために、少し幅広のワイドロングがよく使われます。 |
つまり、「3トンになります」という言葉は、「普通の2トントラックには荷物が入りきりませんよ」という、スペース不足のお知らせだと理解してください。
「4トン」や「2トンショート」との価格差はこれだけ
トラックのサイズがひとつ大きくなると、見積もりの合計金額で約2万円〜4万円の差が出ます。
これは、引越し業者の場合「荷物が増える=作業時間が長引く=1日に回れる件数が減る」という事情があるからです。
レンタカーなら数千円の差ですが、引越し業者の場合はその分行けなくなった他の現場の利益や、追加の人件費がしっかり上乗せされるのです。
トラックサイズ変更による価格差の目安 ・2トンショート→3トン:約20,000円〜35,000円アップ ・3トン→4トン:約25,000円〜40,000円アップ
ちょっと荷物がはみ出ただけで、数万円の「場所代」を払うことになってしまいます。
だからこそ、荷物の量を調整することがとても大切なんですね。
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引越し屋
なぜ「3トン」になった?あなたの荷物の原因はコレ
「そんなに荷物多くないはずなのに、なんで3トンって言われたの?」と不思議に思いますよね。
営業マンがトラックのサイズを決める基準をお話しします。
犯人は「大型冷蔵庫」と「2人掛けソファ」かも

見積もりが3トンになってしまう一番の原因は、折りたためず、上に物を重ねられない「大きな家具・家電」です。
引越し屋は荷物の重さではなく、「立米(りゅうべい)」という体積でトラックを決めます。
普通の2トントラックの荷台は約10〜12立米なんですが、以下のような大物があると一瞬でスペースが埋まってしまうのです。
- 大型ソファ(1.2〜1.5立米):形が複雑で上にダンボールを積めないため、無駄な空間ができやすい。
- ダブルベッド(1.0〜1.2立米):マットレスが壁になり、枠の解体や組み立ても時間を食う。
- 大型冷蔵庫(0.6〜0.8立米):横倒しできず、縦の空間を完全に区切ってしまう。
これらを持ち込むだけで、普通の2トントラックの半分近くが消えてしまいます。
そこにダンボール30箱や自転車が加われば、あっさりと3トンの大きさが必要になってしまうわけです。
同棲・新婚カップルは一番「損しやすい」サイズ感
実は、同棲や新婚カップルは、一番引越し代で損をしやすいです。
なぜかというと、お互いが持っていた一人暮らし用の家電を2セット持ち寄ったり、新生活に向けて大きなソファや冷蔵庫を「引越し前に」買ったりするからです。
その結果、「普通の2トン車には絶対に乗らないけど、大きな4トン車を呼ぶほどでもない」という状態になります。
引越し業者からすると、荷台の上半分がスカスカでも料金はしっかりもらえるので、利益の出る「おいしいお客さん」になってしまうのです。
ポイント
同棲や結婚なら、引っ越してから家電や家具を買うのがベスト!引越し荷物の量を減らせるから!
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引越し屋
【選択】家具を捨てて「2トン」にするか、そのまま運ぶか
では、どうすれば安くなるのでしょうか。
最も効果的なのは、思い切って家具を捨てて、トラックのサイズを一つ下げることです。
3トン料金 vs 2トン料金+処分費(どっちが得?)

古い家具を処分して小さい2トントラックに収めたほうが、トータルで約2万円もお得になります。
これは、ボロボロの家具を運ぶための追加料金を払うよりも、自治体の処分費用のほうが圧倒的に安いからです。
具体的な数字で計算してみましょう。
例えば、古いソファとベッドがあって、見積もりが「3トンで8万円」だったとします。
【A案】そのまま3トンで運ぶ ・引越し料金:80,000円 ・処分費:0円 =トータル:80,000円
【B案】ソファとベッドを捨てて2トンショートにする ・引越し料金:50,000円(3万円ダウン) ・自治体の粗大ゴミ処分費:約10,000円 =トータル:約60,000円(2万円の得!)
いかがでしょうか。
余分な運搬費を3万円も払うのは、プロの目から見ると完全なお金の無駄遣いです。
浮いた2万円を、新居に合う新しいソファを買うお金に回すのが一番賢いやり方ですね。(引越し代をさらに浮かせるための不用品買取のコツはこちら)
「積み切り」契約で2トンショートにねじ込む方法
「どうしても捨てられないけど、安くしたい!」という場合、「積み切り」という裏技があります。
これは、「2トントラックに乗る分だけ運んで、残りは自分でどうにかします」という契約です。
これを成功させるポイントは、当日の作業員に「冷蔵庫やベッドなどの大物を最優先で積んでください」とはっきり指示を出すことです。
積み切りの注意点
乗り切らなかったダンボールを宅配便で送ると、20箱で約2.5万円かかってしまいます。
これだと3トンにする差額と変わらなくなってしまうので、自分の車で何回か往復できるような「近距離の引越し」の場合にだけ使える手だと思ってくださいね。
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引越し屋
【注意】「道幅」で3トンしか選べない人がいる

ここまでは荷物の量の話をしてきましたが、実はあなたの意思とは関係なく、トラックのサイズが制限されるケースがあります。
それが「家の前の道の広さ」です。
「4トン入れません」と言われたら覚悟が必要
新居や今住んでいる家の前の道幅が4メートル未満の場合、4トントラックは物理的に入ることができません。
荷物がたくさんあって、本来なら4トン車1台(約10万円)で済むはずなのに、道が狭いせいで「2トン車2台(約6万円×2台=12万円)」に変更されてしまうことがあります。
このように、引越しの見積もりでは、立地条件も料金に大きく関わってくるのです。(道が狭くてトラックが2台必要と言われた時の対策はこちら)
無理して大きなトラックを呼ぶと「追加料金」の罠
「ちょっと離れた広い道に停めて、そこから運べばいいんじゃない?」と思うかもしれません。
しかし、これには怖い落とし穴があります。
引越し屋は、トラックを家の前に停められない場合、大変な作業が増えるため追加料金を請求します。
- 横持ち(よこもち)料金:トラックから玄関まで、作業員が台車で長い距離を歩いて運ぶための追加費用。 数千円〜数万円かかります。
- ピストン輸送:離れた場所に大きなトラックを停め、そこから軽トラなどに荷物を積み替えて往復する方法。 これも劇的に料金が上がります。
だからこそ、無理をせず、現地の道幅にピッタリ合う「2トンロング」や「3トン」を業者が勧めてくることが多いのです。
営業マンに「カモ」にされない交渉フレーズ集
引越しの見積もりには決まった価格がありません。
営業マンは、あなたが「引越しの知識を持っているか」を見ています。
素人だと思われないための、魔法の言葉を3つ教えますね。
「これ、2トンロングですよね?」と確認する
営業マンが「お客様の荷物だと、3トンですね」と言ってきたら、すかさず「これ、2トンロングですよね?」と返してください。
この一言で、営業マンは「おっ、この人は引越しのトラックの仕組みを知っているな」と警戒します。
適当な理由をつけて高い「3トン基本料金」をふっかけることができなくなり、ちゃんとした価格に修正してくれやすくなります。
「積載は何立米(りゅうべい)見てますか?」
見積もり書が出てきたタイミングで、「積載は何立米見てますか?」と聞いてみましょう。
「立米」は物流のプロが使う体積の単位です。
普通の2トンなら約10立米、3トン(2トンロング)なら約15〜20立米です。
もし営業マンが「13立米ですね」と答えたら、「じゃあ不用品を処分して10立米に減らすので、普通の2トンで計算し直してください」と言い返せます。
プロ相手には、プロの言葉で返すのが一番効果的です。
他社を引き合いに出すベストタイミング
引越し料金を安くするなら、複数の会社で相見積もりをとることは絶対に必要です。
でも、ただ「他社も呼んでます」と言うだけでは弱いです。
一番いいタイミングは、最初の見積もり金額が出たすぐあとです。
最強の交渉フレーズ
「実は明日、A社さんにも見積もりに来てもらう予定です。 もしソファを処分して2トンショートの積み切りにして、今日ここで〇〇円(目標額)になるなら、明日のA社は断って今すぐ御社に決めますよ」
営業マンが一番欲しいのは「その場での即決」です。
具体的な条件を出して、「いま安くしてくれれば契約する」と背中を押してあげると、上司に相談してギリギリの安値を出してくれますよ。
まとめ

- 3トントラックの相場を知る いつもの時期は6〜9万、忙しい時期は9〜13万。 これを基準に高いか安いか判断しましょう。
- 3トンの正体は2トンロング 重さではなく「荷台の広さ」が足りないサイン。 少しはみ出すだけで数万円高くなります。
- 家具を捨ててサイズダウンがお得 古い家具にお金を払って運ぶより、捨てて小さい2トントラックにするほうが結果的に安上がりです。
- プロの言葉で営業マンと交渉する 「立米」「2トンロング」「積み切り」という言葉を使い、足元を見られないようにしましょう。
引越しの見積もりは、知識がないと本当に損をしてしまう世界です。
でも、ここまで読んでくれたあなたなら、もう営業マンの言い値に惑わされることはありませんよね。
まずはネットの「引越し一括見積もりサービス」を使って複数の会社のリアルな料金を比較し、今回紹介した言葉で賢く交渉してみてください。
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引越し屋